公益社団法人 日本産科婦人科学会 産婦人科医への扉 −君の力が未来になる−

MEMBER’s VOICE

ベテラン・若手産婦人科医の声

産婦人科は女性の一生に寄り添うことができる唯一の科

小川 紋奈Ayana Ogawa

出身地愛知県
出身大学和歌山県立医科大学
卒業年平成28年
勤務先国立循環器病研究センター
専門分野周産期
部活動/趣味日本舞踊
いま熱中していること旅行先で素敵な写真をとること

新生児仮死で生まれた経験も後押しして周産期医療に関心を持ち決めました。

産婦人科に決めたきっかけは? 私は新生児仮死で生まれました。全前置胎盤による多量出血で、輸血をしながらの緊急帝王切開での分娩だったそうです。このような経験も後押しして医師となる中で、周産期医療に関心を持ち、産婦人科に決めました。赤ちゃんのことを第一に考え、治療に励むお母さんの姿を見ると私も励まされます。
多くの先輩方のご指導をいただきながら産婦人科医としての研鑽を積む中で、自身も後進の育成のために尽力したいと考えるようになりました。

国内有数の母体腹壁誘導胎児心電図の研究

現在の産婦人科生活について 現在は国立循環器病研究センターで勤務しながら、心疾患・脳血管疾患合併妊娠の周産期管理や胎児心臓超音波検査などの周産期医療に携わっています。
また、国内有数の母体腹壁誘導胎児心電図の研究にも取り組んでおり、今後の臨床への応用を目標にしています。
緊急症例も多いですが、スタッフ一丸となり、ひとりひとりの救命を行うことにやりがいを感じています。

お産をとることは産婦人科医師が携われる特別な経験

学生・研修医のみなさんへのメッセージ お産をとることは産婦人科医師が携われる特別な経験です。
また、産婦人科は女性の一生に寄り添うことができる唯一の科です。周産期、婦人科腫瘍、生殖、女性のヘルスケアなど、多方面で活躍でき、選択性が広いことも特徴のひとつだと思います。
産婦人科の楽しさにふれていただき、ともに医療の向上に尽力してまいりましょう。