公益社団法人 日本産科婦人科学会 産婦人科医への扉 −君の力が未来になる−

MEMBER’s VOICE

ベテラン・若手産婦人科医の声

女性であることを生かせる科であると思う

田中 京子Kyoko Tanaka

出身地東京都
出身大学慶應義塾大学
卒業年度平成6年
勤務先東邦大学医療センター大橋病院
専門分野婦人科腫瘍 特に子宮頸癌
大学時代の部活動馬術部、ボート部(6年生の時だけコックス)

ブラックジャックに憧れて

産婦人科に決めたきっかけは? ブラックジャックに憧れて「手術で患者さんを治したい」という気持ちが強く、外科系を考えていましたが、外科からはあまり女性医師は歓迎されず、、先輩医師から産婦人科に勧誘され、女性であることを生かせる科であると思いました。
※写真は新大橋フォーラム講演会終了後の懇親会

臨床や卵巣癌や子宮体癌の治療にも関わる

現在の産婦人科生活について 大学病院での臨床(外来、手術、病棟業務)がメインです。2018年7月に慶應病院から大橋病院へ異動しました。それまでも婦人科疾患(特に子宮頸部腫瘍)のみに携わっており、生殖医療や周産期には全く関わっておりません(経腟分娩は15年以上見た記憶がありません)。大橋病院は婦人科しかないのでその生活が続いていますが、以前よりは卵巣癌や子宮体癌の治療にも関わるようになりました。産婦人科医としては偏りすぎていて駄目だな、と思うことがあります。

生涯にわたって女性をサポートする産婦人科医として働いてみてほしい

学生・研修医のみなさんへのメッセージ 大橋病院の手術着はなぜかミッフィー
 産婦人科は「腫瘍」「周産期」「生殖内分泌」「女性のヘルスケア」の4つの分野に分けられます。どこか一つを極めるべく頑張るのもいいですし、「産婦人科全般」を広く学ぶも良しです。分娩は通常は産婦人科医しか取り扱えない特殊技能だと思います。生涯にわたって女性をサポートしていける産婦人科医として働いてみませんか。