公益社団法人 日本産科婦人科学会 産婦人科医への扉 −君の力が未来になる−

MEMBER’s VOICE

ベテラン・若手産婦人科医の声

産婦人科こそが、自分が生き生きと診療できる科

品川 真奈花Manaka Shinagawa

出身地長野県
出身大学信州大学
卒業年度平成24年
勤務先信州大学医学部附属病院
専門分野産婦人科全般
部活動/趣味バスケットボール/交響楽団 (ヴァイオリン)/登山
いま熱中していること気に入った小説家の作品を読破すること

胎児が子宮内で発育し出生に至るまでを映した映像に心を奪われる

産婦人科に決めたきっかけは? 中学校の授業で、胎児が子宮内で発育し出生に至るまでを映した映像に、心を奪われたことがきっかけでした。産婦人科を志し医学部に入学しましたが、臨床実習や初期研修では他科の診療も興味深く進路選択に迷いました。しかし、研修医2年目で参加した日本産科婦人科学会学術講演会で、産婦人科という学問の魅力に触れ、また、胎児期から出生、出会いからお看取りまで、患者さんに寄り添いながら診療する産婦人科こそが、自分が生き生きと診療できる科であると考え、研修医2年目6月に産婦人科医師となることを決意しました。

忙しくても不思議と体を壊すことも心が疲弊することもない

現在の産婦人科生活について 2018年11月現在、長野県内最多分娩数の施設に勤務し、一晩で10件の分娩に携わることもあります。また、婦人科悪性腫瘍手術や腹腔鏡手術も日々勉強しています。生命誕生の瞬間に心を震わせ、人生を終えようとする患者さんの姿に考えさせられ、女性骨盤内の美しさに魅了される毎日はとても瑞々しく、仕事が忙しくても不思議と体を壊すことも心が疲弊することもありません。勤務終了後は他科の医師やスタッフとの食事、休日は登山や読書、音楽鑑賞なども満喫しています。

不安を凌駕する魅力が産婦人科診療にある

学生・研修医のみなさんへのメッセージ 臨床実習・初期研修の機会に、ぜひ全力で産婦人科診療に取り組んでみて下さい。皆さんが抱える不安を凌駕する魅力が産婦人科診療にあることを感じられるはずです。自分の仕事に誇りを持てる人生は最高です。このページを開いてくださった皆さん!今度は産婦人科への扉を開きましょう!