公益社団法人 日本産科婦人科学会 産婦人科医への扉 −君の力が未来になる−

MEMBER’s VOICE

ベテラン・若手産婦人科医の声

Takashi Iizuka

自分の判断に母体と胎児の両方の命が関わるからこそやりがいを大きく感じる

飯塚 崇Takashi Iizuka

出身地石川県
出身大学金沢大学
卒業年度平成20年
勤務先金沢大学付属病院
専門分野周産期、生殖内分泌
部活動/趣味バドミントン部 卒業式の日まで大会出場!
いま熱中していること面白いマンガを探すこと

志を同じくする仲間と尊敬できるメンターに出会えたこと

産婦人科に決めたきっかけは? 学生の頃はちょうど周産期の医療崩壊が問題になっていた時期で、周産期に興味をもってもらうための学生向けのプログラムに参加したことがそもそものきっかけです。そこで、志を同じくする仲間(と言っても、多くは、今は産婦人科医ではありませんが 笑)にであり、尊敬できるメンターに出会えたことです。その先生とともに全国を回ったり、一緒に当直したりしたことが産婦人科医になることを決定づけたと思います。

何百例分娩を経験しても慣れない。でも。

現在の産婦人科生活について お産は、相変わらず怖いです。こればっかりは何百例分娩を経験しても慣れません。自分の判断に母体と胎児の両方の命が関わっているのですから。でも、そんなふうに苦労したお産ほど、やりがいを大きく感じます

産婦人科を学ぶことは、医師としてメリットが大きい

学生・研修医のみなさんへのメッセージ 「良く分からないから産婦人科が苦手」、私もそうでした。講義を聞いていても、分娩の回旋とかあまり分からなかった記憶があります。でも国家試験の点数配分は高め・・・なら産婦人科を学んでおけば、他の人より一歩も二歩も有利じゃん、と思いませんか?
研修医の先生は、救急外来で必ず若い女性の腹痛に出会います。その時に、月経中だからといってすぐに産婦人科医を呼びますか?産婦人科を学ぶことは、産婦人科ではなくても医師としてとてもメリットが大きいのです。
是非、産婦人科を勉強、研修して、そこからその魅力を感じて下さい!!