キラキラ輝く、産婦人科医師、助産師、看護師。

産婦人科に決めたきっかけは？ 産業医科大学では大学6年生の時点で入局先を決定します。産婦人科を志した一番のきっかけは医局の雰囲気です。みなさんは大学の部活動などで入部先を決めるときどのようにして決定しましたか？体育会系ならそのスポーツをやりたい、文科系ならその活動をやりたい、というのが前提にあると思いますが、やはり組織の雰囲気も入部のきっかけの一つであったのではないかと思います。実際、社会人になるとみんなでワイワイするばかりではなく、時には大変なこともあります。そんな中でも、生まれてくる新たな命のために働いている産婦人科医師、助産師、看護師みんな、キラキラ輝いています。

現在の産婦人科生活について 皮膚科の奥さんと共働きで2児の父親として毎日子供たちの送り迎えをしています。仕事と家庭の両立は簡単ではありませんが、どちらもやりがいを感じています。大学病院で周産期を専門に臨床、研究、教育を行っています。まだまだ解明されていない病態も多々あり、日々患者さんにとって最善の医療とはなにかを自問自答しながら、診療にあたっています。

学生・研修医のみなさんへのメッセージ 自分はよく医学部学生さんに「どの診療科を選ぶにしても、自分が本当にやりたいと思える診療科を選んだ方がいい。そして産婦人科は本当に魅力的な診療科だよ。」と伝えています。なかなか言葉では表しきれませんが、産婦人科の緊急性、倫理的配慮、医療者の声掛けなど是非、実習や初期研修で感じて欲しいです。そうすれば産婦人科の醍醐味が見えてくるはずです。