産婦人科は診療中に「おめでとうございます！」と言える唯一の科だと思います。

産婦人科に決めたきっかけは？ 学生の時、チューターの先生がご自身の経験をもとに産婦人科の魅力、興味深さを教えてくださり、私を産婦人科に導いてくださいました。医学部5年生での1ヶ月の学生実習では多くの経験をさせていただきましたが、中でも出産の現場では、新しい命の誕生に強く感動しました。少しでもそのお手伝いができれば、こんなにやりがいに溢れた仕事はないと思い、産婦人科を選びました

現在の産婦人科生活について 大学院での4年間の研究生活を経て、現在は東京都内の総合病院で勤務しており、周産期、婦人科腫瘍、生殖医療、女性ヘルスケアと全ての分野に携わっております。“womb to tomb”という言葉の通り、産婦人科医は女性の一生涯を支える非常に重大な責務を担っているということを改めて感じております。大変な時もありますが、他の先生方に助けていただきながら充実した日々を送っています。

学生・研修医のみなさんへのメッセージ 産婦人科は診療中に「おめでとうございます！」と言える唯一の科だと思います。既に医師10年目になりますが、今でも毎回出産では感動し、その気持ちが薄れることはありません。また、産婦人科は周産期医療だけではありません。癌の治療、腹腔鏡・ロボット手術、生殖医療、女性ヘルスケアなど様々な専門領域があり、きっと誰もが興味を持ち、輝ける場所があります。是非産婦人科の門をたたいてみてください。