公益社団法人 日本産科婦人科学会 産婦人科医への扉 −君の力が未来になる−

MEMBER’s VOICE

ベテラン・若手産婦人科医の声

Yasushi Kurihara

次世代の産婦人科を担う人材の育成や勧誘に力を注ぐ

栗原 康Yasushi Kurihara

出身地神奈川県
出身大学山梨医科大学
卒業年度平成20年
勤務先市立柏原病院
専門分野周産期
部活動/趣味バスケット(今も続けています)
いま熱中していること日本酒好きから勉強し、日本酒検定取得を目指しています。

自分に合った・やりたいことを選択できるというメリットがある

産婦人科に決めたきっかけは? メジャーで手術ができる科を考えていたため、産婦人科もその一つの候補でした。産婦人科は、周産期・腫瘍・生殖・ヘルスケアと大きく4分野あり、対象が子宮・卵巣というだけで、それぞれ全く異なった分野となります。そのため、実際に働いた後に、自分に合った・やりたいことを選択できるというメリットがありました。それもあり、研修医2年目の7月頃に決めました。手術に興味があったので、婦人科と思っていましたが、実際に働いてみて、胎児の超音波に魅了されて周産期を主に携わる形となりました。

プライベートの充実なしに、いい仕事はできない!

現在の産婦人科生活について 大学病院で地域周産期センターとして、早産や胎児発育不全といった小さな命を次に繋げ、難しい妊娠・重篤な合併症妊婦の分娩、産後の大量出血への対応と奮闘してきました。それと並行し、胎児の予後の改善につながることを目標に研究も行ってきました。最近では、教育やリクルートに興味を持ち、次世代の産婦人科を担う人材の育成や勧誘に力を注いでいます。その中でも、自分のプライベートな時間を確保できるような体制を作ってWLBをとろうとしています。『プライベートの充実なしに、いい仕事はできない!』をテーマに頑張っています。

尊い小さな命を繋げる感動とやりがいは、言い表せられない

学生・研修医のみなさんへのメッセージ 産婦人科は確かに、激務であり当直も多い科です。しかし、尊い小さな命を繋げる感動とやりがいは、言い表せられないものがあります。労働環境に関しては、日本産科婦人科学会をあげて改善しようとしているところです。これから、よくなっていくことは間違いがありません。また、近くにも同じように考えている先輩たちが多くいるはずです。一緒に楽しくいい仕事をしましょう!!