公益社団法人 日本産科婦人科学会 産婦人科医への扉 −君の力が未来になる−

MEMBER’s VOICE

ベテラン・若手産婦人科医の声

感動の瞬間、神秘的な瞬間を多く味わえる、とてもやりがいのある診療科です。

松田 祐奈Yuna Matsuda

出身地東京都
出身大学東京慈恵会医科大学
卒業年平成27年
勤務先東京慈恵会医科大学附属病院
専門分野婦人科腫瘍、腹腔鏡手術
部活動/趣味バレーボール / ゴルフ、マラソン
いま熱中していることドラマ フレンズを観ること

生命の誕生に魅せられて、母にお礼の言葉と共に産婦人科になると宣言

産婦人科に決めたきっかけは? 私は一卵性双生児の後続児として経腟分娩で生まれました。母は切迫早産のために3か月程入院し、妊娠36週で陣痛が来たために分娩に至りました。一卵性双生児で早産児であることから、出産の場には多くの医療従事者が立ち会ったことを母から聞きました。大学4年生の学生実習で産科を回って初めて出産を見た時に、母の話を思い出してすごく感動しました。生命の誕生に魅せられて、その日実家に帰って母にお礼の言葉と共に産婦人科になると宣言したことを覚えています。

日々技術の向上を図って修練しています。

現在の産婦人科生活について 現在は東京慈恵会医科大学附属病院産婦人科学講座に所属しています。産婦人科を目指したきっかけは周産期でしたが、婦人科は他診療科に比べて若い世代の腫瘍患者が多く、若い女性の病気を少しでも減らしたいと思い婦人科を専門に選びました。日々技術の向上を図って修練しています。当直や外勤先の病院では妊婦健診や分娩管理も行っています。

卵子から高齢者までを診ることができ、探求心が尽きません。

学生・研修医のみなさんへのメッセージ 学生の時に初めて出産を見て覚えた感動は今でも忘れません。産婦人科は感動の瞬間、神秘的な瞬間を多く味わえる、とてもやりがいのある診療科です。周産期、腫瘍、生殖内分泌、女性医学と分野も幅広く、卵子から高齢者までを診ることができ、探求心が尽きません。是非そんな魅力を皆さんにお伝えしていきたいと思います。