公益社団法人 日本産科婦人科学会 産婦人科医への扉 −君の力が未来になる−

RECRUIT EVENT : Plus One Project

初期研修医2年目。不安を解消し、未来を描く。

POP2Plus One Project for Postgraduate Year 2 Seminar

REPORT

イベントレポート

第5回Plus One Project2(POP2)開催報告

開催概要

 2021年5⽉15⽇(⼟)、16⽇(⽇)の2⽇、13時00分〜16時00分に第5回POP2をZOOMで開催しました。今回はCOVID-19の影響から、オンラインでの開催となりました。
 POP2は、産婦⼈科に対する興味を⾼める実習・企画を通して、産婦⼈科に対してpositiveなイメージを持ってもらうと共に、産婦⼈科専攻に対して不安に思っているnegativeな要素を、オンライン面談を通して払拭し、臨床研修医2年⽬の研修医に対する産婦⼈科専攻への最後の⼀押しとなることを⽬的としたセミナーです。

参加者

 全国から募集した臨床研修医2年⽬の先⽣⽅、合計162名(15⽇80名、16⽇82名、)がZOOM会場に集まりました。
 チューターとしては35名の若⼿産婦⼈科医師が参加しました。

実習内容

A:産婦人科若手医師による講演

 産婦⼈科の魅⼒、男性・⼥性医師について、産婦⼈科のこれから、をメイントピックとし2つの講演を⾏いました。富⼭⼤学の森⽥恵⼦先⽣、杏林⼤学の⽵森聖先⽣、に講演してもらい、参加者からの質問に答えてもらいました。

講演会① 富⼭⼤学 産科婦⼈科 森⽥ 恵⼦
「産婦⼈科のススメ」
講演会② 杏林⼤学医学 産科婦⼈科学教室 ⽵森 聖
「ふいに講演を依頼された
⼀般的産婦⼈科医の⼀例」

B:産婦⼈科の魅⼒が伝わるオンライン実習

 産科1例、婦⼈科1例、合計2症例を⾏いました。
 本部にてシミュレーターを⽤いたシナリオを演じ、YouTube liveを⽤いて配信しました。少⼈数制の班(チューター1-2名、参加者5名程度)で、シナリオ中の設問に対して、鑑別診断や管理⽅法を各班で考えていただき、各班の意⾒を全体で共有しました。これらの意⾒をもとに本部で司会者、医師役が検査や処置を⾏い、その様⼦をリアルタイムで配信しました。

C:産婦⼈科専攻に関する未来相談会

 ZOOMのブレイクアウトルームに分かれて、少⼈数での相談会を⾏いました。
 産婦⼈科になった後のキャリアプラン、QOLはどうか、⼥性・男性ならでは悩み、後期研修先についてなど、チューターの先⽣⽅に相談にのっていただきました。

ポストアンケート結果

 POP2の満⾜度としては、9割以上の参加者に満⾜をしていただける結果となりました。また、後輩に勧めるかどうかについては、参加者全員が勧めるとの回答でした。POP2に参加後、3割以上の参加者が産婦⼈科になる気持ちが100%になったと回答しました。また7割以上の参加者が、産婦⼈科になる気持ちが80%以上と回答しました。POP2に参加する前には、産婦⼈科になることへ不安がある参加者が6割以上でしたが、POP2参加後には6割以上の参加者が不安はないと回答しました。

POP2全体を通じての満⾜度はいかがでしたか?

産婦⼈科医になることへの不安は、POP2への参加で変化しましたか?

最後に

 オンラインで⾏なった第5回POP2でしたが、現地開催に負けないくらいの、参加者の先⽣⽅の熱い思いが⾒えた会でした。初めて取り組んだオンライン実習にも、楽しく参加してくださり、⾮常に嬉しく感じました。
 全国から集まったチューターも、楽しみながら指導にあたって下さいました。参加者からの質問・相談に真剣に答えてくださっている姿は、キラキラ輝いていました。
 来年度の開催⽅式は未定ですが、産婦⼈科を⽬指す先⽣⽅のあと⼀押しができるように、若手委員会として、今後も精⼀杯取り組んで参ります。

⽇本産科婦⼈科学会未来委員会 ⼿委員会 Plus One Project2 WG
リーダー・文責:樋口やよい(高知大学)
榎本尚助(三重大)、大塚聡代(千葉大)、小作大賢(鳥取大)、小野寺洋平(秋田大)
金井 貴弘(福井大)、杉田洋佑(日医大)、鈴木 研資(東京大)
品川真奈 (信州大)、土田奈々枝(東京医科大)、永瀬慶和(大阪大)
三島 桜子(岡山大)、三宅 龍太(奈良医科大)


募集ポスターのダウンロードはこちらから