公益社団法人 日本産科婦人科学会 産婦人科医への扉 −君の力が未来になる−

RECRUIT EVENT : SPRING FORUM

医師10年目前後の産婦人科医が全国から集まり
横のつながりを深めるフォーラム。

SPRING FORUMスプリングフォーラム

スプリングフォーラム とは?

全国から医師10年目前後の産婦人科医が集まり、
決められたテーマについて議論を行い、横のつながりを深めるフォーラムです。
日産婦学会が『未来の産婦人科を創る人材の育成』への思いを込めて毎年3月に開催してきました。
以下の4つを会の目的としています。

1.次世代のリーダーシップの育成
2.次世代の若手医師の意見交換の場
3.若手産婦人科医師たちの横の連携の充実
4.将来のあるべき姿を見つけ出すための機会の提供

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イベント参加者募集について

第16回 産婦人科スプリングフォーラム
参加者募集のお知らせ

テーマ 誰も教えてくれなかった教え方の話
~教えることに向き合う全国の産婦人科仲間と繫がろう~


2026年2月28日(土)~3月1日(日)にわたり、第16回産婦人科スプリングフォーラムを開催いたします。本フォーラムは、若手産婦人科医が集まり、『未来の産婦人科を創る人材の育成』を目的に、様々なテーマに沿って議論や交流を行う企画です。今回のテーマは、「誰も教えてくれなかった教え方の話~教えることに向き合う全国の産婦人科仲間と繫がろう~」です。
若手医師は、教わるだけでなく、後輩を指導する場面も少しずつ増えてきます。そのような状況において、「後輩をどのように教育したら良いのか」「自分の指導は相手のためになっているのか」など悩んだことがある方も多いのではないでしょうか。
今回のスプリングフォーラムは、その悩みを解決する一助となるよう、「教育」をテーマとして開催いたします。
例年同様に現地開催の1泊2日・宿泊型セミナーとして実施します。診療現場から少し離れ、同じ悩みや課題を抱える全国の仲間と語り合える貴重な機会です。講師として、外科医師として勤務しながらも、「外科教育」を代表する1人として教育手法の普及に努める鈴木研裕先生を迎えます。産婦人科と同じく手術室を活躍の場としつつ、違った目線をもつ外科という立場からの御講演と、ワークショップなどを通じて、手術教育のみならず教育全体に必要な考え方や手法を体系的に学びます。単に知識を得るだけでなく、指導医としてのあり方を見つめ直し、明日から自施設で実践できる形に落とし込むことを目指します。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

開催日時 2026年2月28日(土)13:00 ~ 3月1日(日)12:00
開催場所 びわ湖大津プリンスホテル(宿泊も同施設)
滋賀県大津市におの浜4丁目7−7
大津駅(JR琵琶湖線)より無料シャトルバスで約10分(30分間隔で運行)
https://www.princehotels.co.jp/otsu/
テーマ 誰も教えてくれなかった教え方の話
~教えることに向き合う全国の産婦人科仲間と繫がろう~
募集対象 卒後6年目~15年目程度の産婦人科医:60名程度
産婦人科系講座の教授職:5名程度
参加費用 30,000円(1泊2食付き、同伴者がいらっしゃる場合は別途追加料金が発生します。)
募集期間 2025年11月6日(木)~ 12月1日(月)
※応募人数が上限に達した場合は原則先着順としますが、施設間の偏りなどを考慮して選考とする場合がございます。最終的な参加決定は12月15日(月)ごろまでにメールでお知らせいたします。
企画内容 2日間にわたる外部講師の講演や、小グループ制のワークショップを通じて、理想的な指導医・教育の在りかたについて考え、自らが教育を行う上で必要な教育手法について学びます。実際にその手法を用いて、具体的にどのような教育を行うかを段階的に考えることで、自施設においても専攻医を含めた後輩に対して実践できるようにします。グループごとの発表・意見交換も予定しております。
2月28日(土)
13:00-17:00 外部講師の講演
ワークショップ
18:30-20:30 懇親会
3月1日(日)
9:00-12:00 外部講師の講演
ワークショップ
グループ発表など
外部講師

鈴木 研裕 (すずき あきひろ) 先生
聖路加国際病院 消化器・一般外科 副医長
日本外科教育学会理事
Japanese Surgeons as Educators事務局/講師

現在、聖路加国際病院消化器・一般外科で勤務しながら、日本外科教育学会においてSurgeon as Educatorsなどの運営に携わり、外科教育を代表する一人です。当日は手術領域の教育のみならず体系的な教育手法から、実際の現場で想定される教育の悩みへの対応まで、教育のイロハを講演いただく予定です。

鈴木 研裕 (すずき あきひろ) 先生
応募方法 募集フォーム(下記URLもしくはQRコード)よりご応募ください。
・応募URL:
https://jsog.members-web.com/reg/events/login
・応募QRコード:応募QRコード会員番号とパスワードでログイン後、応募フォームにご入力ください。
その他 ・宿泊先はびわ湖大津プリンスホテルで、原則2名1室の相部屋となります。シングルユースをご希望の場合は+7,000円にて承りますので、申込フォームにご記入ください。部屋数に限りがあるためご希望に添えない場合があります。
・同伴者(パートナー、お子様等)の宿泊及び懇親会参加も可能ですので、申込フォームにご記入ください。追加料金は、人数やお子様のご年齢により異なります。金額詳細は事務局より後日ご連絡いたします。
・託児スペース(1歳以上、人数上限あり)を準備しております。イベント実施中及び懇親会開催中はご利用可能ですので、ご希望の方は応募フォームに詳細をご記入ください。なお、離乳食のご用意はございませんので、必要な場合はご持参ください。
・本イベントは学術集会参加単位および日本専門医機構専門医単位(産婦人科領域講習)を付与予定です。
・オンライン配信はございません。
問い合わせ 第16回 産婦人科スプリングフォーラム:tobira@jsog.or.jp
募集ポスター 募集ポスターのダウンロードはこちらから

REPORT

イベントレポート

第15回スプリングフォーラム開催報告

産婦人科医のためのリーダーシップ白書~みんながみんなのリーダー~

【開催概要】

日時 1日目:2025年3月15日(土) 12:00-18:00(懇親会あり)
2日目:2025年3月16日(日) 09:00-12:00
開催場所 箱根湯本 天成園(現地開催)
運営側人員 29名(学会理事長、未来委員11名、若手委員15名、事務局2名)
主催:日本産科婦人科学会 共催:日本産婦人科医会
テーマ 産婦人科医のためのリーダーシップ白書~みんながみんなのリーダー~
参加者 卒後5年目~16年目の産婦人科医51名、産婦人科学講座の教授5名
(男性30名、女性26名)
外部講師

Meikyo Inc. 代表取締役
川口夏希 氏

大学卒業後、約 15 年にわたりホスピタリティマネジメントに従事されました。その後、IT マーケティングベンチャーでプロジェクト型組織を形成・管理され、さらにホテル再生のコンサルティング会社で新規事業立ち上げと組織開発を行い独立されています。2023 年に Meikyo Inc.代表取締役に就任し、人材育成と組織基盤強化を軸に、多様な業界で組織開発支援を実施されています。今回は、目的目標の立て方やリーダーシップについて、ワークショップを交えた講演を行っていただきました。

プログラム

今回のスプリングフォーラムでは、組織の中でリーダーにもフォロワーにもなり得る若手産婦人科医を対象に、実際にどのようにリーダーシップを発揮するための「明確な目的設定」「自ら考え計画し行動するアクション」「コミュニケーションスキル」を獲得することを目標として、全国各地から参加いただきました。参加者はリーダーシップとフォロワーシップの重要性や、産婦人科チーム医療における役割、コミュニケーションスキルについて深く議論しました。

【全体のロードマップとイベント概要】

外部講師の川口氏からは、リーダーシップの基本についてご講義いただき、自身の目的や目標を明確にすることの重要性を理解しました。自分や他者に対する有形・無形の目標を「目標設定のためのチャート」を用いて整理しました。その上で、マンダラート法を活用し、目標をさらに詳細化し、さらにリーダーシップの型ごとに分類し、それに基づいて行動計画を策定しました。2日目は、リーダーシップを発揮する上で重要な要素の一つであるコミュニケーションスキル、特にストローク理論について学びました。「心の栄養」としての「ストローク」の受け渡しについてグループワークを通じて実践し、自分や他者のモチベーション向上に役立つことを実感しました。参加者からは「自分のリーダーシップの型が分かり、実践できそうである」「ストロークの重要性を実感し、今後使っていこうと思う」など、多くの前向きなご意見をいただきました。また、教授企画では、各大学の教授の先生方にもご参加いただき、教授としてのリーダーシップについても少人数で深く学ぶ機会となりました。懇親会などでも交流を深め、参加者にとって有意義な会となったようでした。今回のスプリングフォーラム参加者の皆様が、今後リーダーシップを発揮し、産婦人科医療を牽引していただくことを願っております。

目標設定のためのチャート

マンダラート法のチャート

【事後アンケートについて】

スプリングフォーラム終了後、アンケート調査を実施し、イベントの満足度や考え方の変化についてご評価いただきました。アンケートへご協力いただいた皆様に、この場を借りて改めて感謝申し上げます。お陰様で、参加者54名からの回答を得ることができました。(回答率96.4%)

スプリングフォーラム全体の満足度

リーダーシップへの考え方が参加前後で変化したか

他の参加者と交流できたか

イベント全体の満足度は非常に高く、ほとんどの参加者がリーダーシップに対する考え方に変化があったと回答しました。これは、イベントが参加者の意識変容の機会になったことを示すと考えます。参加者間や教授との交流も高い満足度を得られました。

リーダーシップの理解度を 9 段階で評価

外部講師の川口氏の講演も全体的な満足度は非常に高いもので、約8割がワークショップは有意義だったと回答されています。リーダーシップの理解度を9段階で評価したところ、イベント参加前の参加者平均点は3.7点だったのに対し、参加後には7.5点と理解度が格段に向上していました。さらに、約9割の参加者が6か月以内に取り組めるリーダーシップの工夫を「見つかった」「少し見つかった」と回答し、今後の生活に役立てていただけるものと期待しています。

ワークショップは有意義だったか

6ヶ月以内に取り組めるリーダーシップの
工夫は見つかったか

3ヶ月後と6ヶ月後を目処に、今回のスプリングフォーラムにご参加いただいた皆様を対象に事後アンケートを行い、イベントの成果を調査する予定です。

●最後に

本イベントは、2年連続での現地開催となりました。ペアやグループでのワークショップを通じて、参加者同士がリーダーシップに関する悩みを共有し、その活かし方について深い議論を交わすことができました。さらに、本年は全国各地の教授の先生方にもご参加いただき、若手産婦人科医にとって大変有意義な刺激となりました。全国から集まった若手産婦人科医の皆様が、今後現場でよりリーダーシップを発揮する契機となりましたら幸いです。今後も、皆様の学びや成長を支援するさまざまなイベントを企画してまいります。引き続き、日本産科婦人科学会未来委員会若手委員の活動にご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

第16回産婦人科スプリングフォーラムについては、開催場所や日程が決まり次第、掲載いたします。

スプリングフォーラムワーキンググループ
未来委員幹事:草開妙、末光徳匡
リーダー:秋田啓介
サブリーダー:諌山瑞紀
メンバー:飯田祐基、今井啓太、榎本悠希、駒水達哉、髙田美乃莉、中尾優里、宮原英之

外部講師講演の様子
グループ討論、懇親会の様子
集合写真
ポスター