RECRUIT EVENT : Welcome to OBGYN World!
WOW!Welcome to OBGYN World!
REPORT
【開催概要】
日時 | 2024年10月5日(土) 14:00〜17:30 |
開催様式 | 全国の大学をZoomでつなぐサテライト形式 配信本部:日本産科婦人科学会事務局@東京 現地開催:53大学 |
参加者 | チューター:108名 医学生 1〜4年生:223名 |
プログラム | 開会の挨拶 実習1 医学生が1日産婦人科医になってみた 実習2 産婦人科に行ってみた 実習3 みらい相談会 〜もしも産婦人科医になったら〜 (実習間:サブスペシャルティ紹介動画) 閉会の挨拶 |
運営 | 20名(学会理事長、未来委員11名、若手委員7名、事務局1名) |
主催 | 日本産科婦人科学会 |
【開催内容】
2024年10月5日(土)に第4回Welcome to OBGYN World!を開催いたしました。本イベントは、各大学の産婦人科医と医学生1~4年生が交流し、医学生の方々に産婦人科の魅力を伝えること、そして自身の通う大学の産婦人科医との交流を目指すことを目標としました。前年同様、大学毎に会場を設置して、東京の本部から動画などを配信し、現地で実際にチューターと実習や相談会をするサテライト形式での開催としました。
チューターは専攻医3年目~10年目を目安として募集しました。若手医師がチューターを行う事で学生の目線で産婦人科の魅力を伝えることを目標とし、それを達成することができました。
産婦人科医目線のカメラを通して、産婦人科医師の1日の流れを伝える企画としました。企画内で医学生が学んでいく過程を放映し、現場の参加学生も内診についての実習や糸結びを体験してもらう工夫をしました。動画で臨床の現場をイメージしてもらいながら、手を動かす時間を設け、現場でチューターから指導を受けることで交流を持つことができました。
各大学の会場において、現場の参加学生が患者役、チューターが医師役として産婦人科に関する模擬面接を行いました。デモ面接動画や想定質問集を準備し、やり取りがスムーズに行えるように工夫しました。日頃、患者に対してどのような声掛けをしながら診療を行っているのか、患者の立場で体験してもらいました。
参加学生が実際に各大学の産婦人科医と話す場を設け、ここまでのセミナーの感想や、産婦人科診療、そして産婦人科医に対する質問などを相談してもらいました。相談内容についてのお品書きを準備し、参考にしてもらいました。各大学の参加学生とチューターが、各大学のことについても話せる場であり、今後の各大学でのリクルート活動に活用いただける繋がりを作る場を提供しました。
【ポストアンケートの結果】
参加学生209名、チューター76名が回答し、回答率はそれぞれ93.7%、70.4%でした。
→「産婦人科に対する興味」、「産婦人科に対する魅力」の内訳は右方に移動しており、「産婦人科の魅力を伝える」という本イベントの目的は達成されたと考えます。「産婦人科に対する知識・理解」や「産婦人科医になる可能性」も同様であり、参加学生の満足度が高かったと予想されます。
(自由記載のコメント)
「大学の医局から、先生とお話しながら参加出来たのが良かった。」
「友人と参加できたり、今後実習でお世話になる先生方と関われたのがよかった。」
「実際の自分の大学の先生方とたくさんお話できたことが良かった。」
「自分が所属している大学の先生方と直接お話ができる点が良かった。」
→自身の通う大学の産婦人科医と関わることについて、参加学生からポジティブなコメントをいただきました。今後の臨床実習に向けて、診療科および各医局に親近感を持ってもらえる機会になった可能性があります。
<リクルートへの効果>
→チューターの多くが、リクルートの目的以外に、産婦人科の魅力を伝えたいという熱い気持ちも持っており、運営一同頼もしく感じていました。また、ポストアンケートでは、本イベントが各大学でのリクルート活動のきっかけになったとの評価を多くいただきました。
[望ましい開催曜日]
[望ましい開催頻度]
→開催曜日に、土曜日を支持する意見が最も多く、来年度以降も土曜日開催を考慮していいと思われました。また、開催頻度として「毎年開催」を希望する声が、前年の77%から、本年は90%と明らかに増加しました。土曜日開催や時間短縮がチューターの負担軽減に有効であった可能性があります。
→いずれの実習も参加学生、チューターから概ね高い満足度を得られました。前年に導入した『産婦人科に行ってみた』は、前年の反省点から修正を加え、チューターの満足度が85%から93%に上昇しました。すべての企画で、チューターの負担増加を指摘する声を認めませんでした。
【最後に】
WOW!は本年で4回目の開催となりました。低学年のうちから産婦人科に親近感をもってもらうという目標を掲げ、毎年200名前後の医学生にご参加いただいてきました。自分の通う大学の先生とイベントを通じて関わることで、より一層各大学の医学生と産婦人科医の交流が持てたのではないかと考えています。今後さらにこのような産婦人科医と医学生との直接的な交流の場の提供ができるよう尽力いたします。
ご参加いただいた学生のみなさま、ご協力いただきましたチューターの先生方に、改めて感謝申し上げます。
産婦人科未来委員会若手委員一同、今後も産婦人科専攻医のリクルートに貢献できるイベントを企画して参ります。今後ともよろしくお願いいたします。
未来委員幹事:細川義彦(宮崎県立宮崎病院)、道佛美帆子(横浜市立大)
リーダー・文責:川上穣(九州大)
サブリーダー:後藤優希(千葉大)
メンバー:今井啓太(東京医大)、加嶋洋子(近畿大)、上條恭佑(信州大)、吉田智昭(埼玉医大)